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着物のお手入れ
着物のお手入れと仕舞い方
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脱いだ着物は、すぐにたたまずに、きものハンガーにかけて風を通します。
特に汗の水分が残っていて裏絹の黄バミの原因となりますので最低4〜5日はかけておきましょう。(部屋の中で陰干し) -
気がつかないうちに汚れてしまったところが、4〜5日後にシミとなって、浮き出してくる場合もあります。また、シミ・ヨゴレは1カ月以上放置しておくと、落ちにくくなりますので、気がついたら弊店までお持ちください。
縫い目にそって、丁寧にたたんでください。次に着るときにシワ等がなく、きれいに美しく着ていただけます。 -
ナフタリンよりも、最近は多く見かける、においの無い防虫剤のほうが殺虫能力は何倍も強いのです。ナフタリンのにおいは、素晴らしい着物の雰囲気を台無しにしてしまいます。
また、複数種類を同時に使用すると、科学反応を起こし、着物地や金銀箔・刺繍を変色させる原因となります。 -
1年以上何年もタンスにしまったままでは黄バミやカビの原因にもなってしまいます。
ほんの30分〜40分だけでもOK! 面倒だなんて思わないでかわいがってあげれば何年も何十年も大丈夫。虫干しは、黄バミやカビ防止の他、シミ・ヨゴレの点検にもなります。 -
ビール・酒・ソース・醤油・ジュース・コーヒー等の水分の多いものは、すぐにティッシュやハンカチでたたいて、吸いとってください。
絶対にこすらないでください!
ケーキやチョコレート・ガムは摘んで取れるものはとってそのままに。
口紅や泥・油は手を付けずにそのままにしてください。
安易な処置によりシミ、汚れが広がってしまったり、取れにくくなる原因にもなります。
シルク(絹)はこすると生地が毛羽立ったり染めを台無しにしてしまいます。
応急処置をした後は、遅くとも2〜3週間以内に弊店へお持ちください。
日が経ちますと落ちにくくなります。 -
着物は絹(シルク)ですから、洋服のウールやポリエステル等のようにクリーニングはできません。生地や染め・刺繍・金箔等の加工を台無しにしてしまいます。
汚れている部分だけを生地や染めを傷つけないように、少しづつ取っていきますので時間がかかります(半月〜2カ月程度)ので、早めに弊店へお持ちください。
※生地の黄バミは、シミ抜き・汚れ落としをしても落ちません。
